
ヴィンテージウォッチのメンテナンス
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それぞれのウォッチには、思い出や特別な出来事のストーリーが詰まっています。ピアジェでは、希少なヴィンテージウォッチから比較的新しいモデルまで、過去150年間に設計されたすべての自社タイムピースの修理が可能です。
事前にウォッチを診断、ご要望を伺った上で詳細な見積もりをご用意します。
修理作業はスイスのラ・コート・オ・フェにあるピアジェの歴史的なアトリエで、熟練した時計職人が行います。ウォッチを分解し、不具合のある部品の修理・交換を行い、部品が入手できない場合は製造することもあります。担当する職人は極めて優れた技術を持ち、スイスのウォッチメイキングが受け継ぐ伝統を尊重しています。
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ピアジェのゴールド製ウォッチは、卓越したクラフツマンシップと時代を超越したエレガンスの証しです。ゴールド製ウォッチのブレスレットの緻密な修理は、ハンドエングレービングの装飾に長けた熟練の職人が担当します。ブレスレットがその美しさを保てるよう、複雑なモチーフは1つ1つ丁寧に修理されます。お客様の大切なウォッチのレガシーに敬意を表し、最高級の素材のみを使用し伝統的な技法を用いて修理します。サイズ調整を行う場合でも、クリエイションの個性を損なうことがないよう、オリジナルのデザインが持つエッセンスを重視します。
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文字盤の修理では、一連の緻密な作業を通じて本来の美しさを取り戻します。インデックスは1つ1つ丁寧に取り外して洗浄し、必要な際は新しいインデックスを忠実に再現して製造するなど、ディテールに細心の注意が払われます。オリジナルの技巧を再現するため、一部の模様を改良してリデザインする場合もあります。ピアジェのシグネチャーであるハードストーン文字盤は、タイムピースの個性にぴったりとマッチするよう、新しいストーンを調達して専門的なカットを施すこともあります。
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ウォッチとムーブメントは完全に分解され、すべての部品が洗浄されます。部品を慎重に点検し、必要に応じて交換した後、組み立てが行われます。最後にクリエイションをくまなくチェックします。
150年の伝統を守るピアジェは、可能な限りオリジナルの部品を使用することを心がけています。しかしながら、クリエイションは時間とともに独自の歴史を刻むものです。部品の摩耗が進んで交換が必要となる場合や、非正規の時計工房によって過去に手が加えられていることが分かるケースもあります。そうした場合は、部品をオリジナルの設計に合わせて純正部品と交換するか、技術プランに基づいて再設計を行います。部品が入手できない際は、そのタイムピースのために特別に製造することもあります。
部品が必要となった際はオリジナルを再製造することを優先し、社内で綿密な工程を組みます。各チームが緊密に連携してニーズを特定し、技術プランを作成または改良した上で、細かな製造プランを構築します。これらの工程を通じて、すべての部品がピアジェの高い品質水準を満たしていることを確認します。完成した部品は、納品前に厳格な品質管理検査を受けます。卓越性に対するピアジェの揺るぎないコミットメントがここにも反映されています。


